-->

2010年02月16日

スキャンされた本はどこへ行くんだろう


いつも僕が興味のあるあたりのお買い物を、先回りしてやってくれるので、おもしろいなーと思いながらいつも読んでいる@ttachiさんのブログから、裁断機PLUS PK-513Lで雑誌を裁断してScanSnap S1500Mで取り込み、Dropboxで共有してGoodReaderでiPhoneに入れてみた!!という記事がはてブ上位にいるのをきっかけに、前から疑問に思ってることを書いてみます。

スキャンしたい人はたくさん

「本をスキャンしてデータでとっておく」というアイデアは、本に押しつぶされそうな狭い部屋でコチコチキーボードを叩いている僕にとって、大変魅力的です。
魅力的だと思ってる人は多いようで、スキャンネタは過去にも多くネットで見たことがあります。


もう紙の本にはサヨナラ? 溜まった本はバラバラにしてPDF化 - はてなブックマークニュース
橋本商会 ≫ scansnapと裁断機を買って本を電子化しまくる
漫画の電子化の方法
Amazon.co.jp: 本は分解・スキャンして寝床を確保 (作業手順解説)
自炊技術 Wiki*

僕の場合は面倒だし、あと10年もすればかなり多くの本が電子書籍として入手できるだろうと思ってるからやらないけど。

僕の疑問 裁断したら捨てちゃうの?

で、この種の記事を見たときいつも思うのが、標題の「スキャンされた本はどこへ行くんだろう」という疑問。

まぁ、ほとんどの場合にひもで束ねられて、古紙回収なり燃えるゴミなりに出されるんだろうけれど、ここには大きな違和感ががあります。

それは、多くの人が裁断してスキャンしやすい状態になった書籍を望んでいるのに、一度スキャンしただけで捨ててしまうなんてもったいないということ。裁断した本は、欲しい人いっぱいいるでしょ。もちろん本によるけど。

この感覚に初めて出会ったのは、iPhone情報整理術を読んで、筆者の@mehoriさんが横山光輝三国志をスキャンしてiPhoneから読めるようにしているという話を知ったときでした。

横山光輝三国志が読めるiPhoneなんてすばらしーじゃないですか。

三国志シェアリング

1.もし僕が@mehoriさんとつながっていて、裁断してスキャンが済んだ既に用済みの三国志を売ってもらう、あるいは譲ってもらうとする。
2.そして僕はそれをスキャンする。
3.さらにそれを誰かに売る、あるいは譲る。

それを繰り返すと、みんながiPhoneで三国志をよめて、はっぴーはっぴ−。わーいわーい。
スキャン万歳、iPhoneばんざい!



といけたらいいけど、もちろんそんなことはない。ハッピーじゃない、「著作権」がある。そんなふうになったら著作権者はハッピーじゃない。

でもどこがまずいんだか、わからない。

2の段階で僕がスキャンをしたときは、三国志は僕のものだから、それをスキャンすることは指摘複製の範囲内ということで問題ないでしょう?
そしてそれを誰かに売るのも、もちろん問題ないはず。私有財産をどうしようと勝手だろう。
では、既に三国志を手放した僕が、過去に正当な権利の元にデータとして保存した三国志スキャンを読むのは何かまずいんだろうか。
CDをレンタルショップで借りてきて、それをパソコンに読み込んで、iPhoneで聞くのは問題ないんだからいいんだろうか。

裁断済みの本を例えばヤフオクに出したら、それなりの価値がつくだろう。
ヤフオクで落札した人も、スキャンしてまた出品したら、同程度の価値がつくから、好きなだけ本が読める。
なんと素晴らしい世界。

いや、どうせスキャンすることが分かってるなら、ヤフオクで落札した時点でスキャン済みのPDFデータを回してくれれば良いのに。
と、ここまでくるといかにもアウトだろうとなるから不思議だ。

結論はありません。ちゃんちゃん。


posted by masa at 00:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | web、コンピュータ はてなブックマーク - スキャンされた本はどこへ行くんだろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 業務時間中に,著作権法の適用される事例を探していたら,このサイトがヒットしてびっくり。こんにちは。

 ちょっと寄り道ですので,ひとことだけ。
おっしゃる通り,いかにもアウトな事例では,以下が引っかかってきます。

 著作権法第21条(複製権)
  著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。

 家庭内などで使用する目的で、使用者自身が複製する場合、著作権者の許諾は必要ないのですが,他人が使用する目的で著作物をコピーする場合,私的使用に当たりません。複製権を占有する,著作者の許諾が必要となります。
Posted by mkt_sak at 2010年02月16日 15:46
こういう馬鹿がいっぱいいるから本が売れなくなる
これで問題としては十分ですな
Posted by   at 2010年11月26日 13:57
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。