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2015年10月13日

風呂Kindleよかった

ゆっくり風呂に入れるときには、これまで文庫本を持ち込んでいたのですが、ふと思いついてジップロックのようなものにKindleを入れて持ち込んでみたらとても快適でした。
紙の本だとどうしてもじめじめと濡れてきてしまうし、落としてしまうと乾燥しても紙が分厚くなってしまって読みにくくてしょうがないのですが、袋入りKindleならページめくりもしやすいし、ちょっと濡れても心配なし。

大きめのジップロックで、綴じるジップを上にして、できるだけぬらさないように使うといいんでないかなあと思います。

今日読んでたのはこれ。おつかれのときに気軽に楽しく読む本です。



僕のKindleはこれ。


毎日のセール本をはじめ、いろんなセールと、毎月1冊ただで読めるオーナーライブラリーをきちんと活用すると、ずいぶん得をしているような気がするのですが、これは多分僕がAmazonにすっかり骨抜きにされているのだという自覚はあります。
よかったら骨抜きになりましょう。


タグ:Kindle


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2012年10月28日

日本版Kindleで本を買ってみた

日本版Kindleストアができたので、心待ちにしていた僕は結構長い時間をかけてじっくりストアを見てみました。
いま、僕はタイのバンコクに住んでいるので、日本の本が手に入りにくく、基本的にはほぼ全ての本を電子書籍で読んでいます。
とはいえ何でも電子化されているわけではないので、紀伊國屋書店BookWebで売っているものは電子版を買って、紀伊国屋に無いものはAmazon→スキャン屋さんでPDFにしているというのがこれまでの状況。

Kindleストアもリアル書店に比べれば品揃えはまだまだだけど、紀伊國屋書店BookWebに比べ読みたくなるような本が多いように感じました。

これまで米国Amazon.comアカウントにつないでいたiPadのKindleアプリを日本版につなぎかえて早速試しに本を購入。
Appleがアプリ内からの外部決済サービスの利用を許可しないからという理由だったと思いますが、アプリ内から直接購入できないのは、とても不便。
ちかくにパソコンがあったので、そこからAmazon.co.jpでKindle本ランキングを見てると結構読みたくなる本があってうれしくなります。
パソコンで「1Clickで今すぐ買う」をクリックすると、すぐにiPadに本が入ってきます。もちろんiPadのSafariからでも買えるし、スマートフォンからでもなんでもいいのですが、アプリ内で買えたらいいよなあ。

マギって言う週刊少年サンデー連載のマンガが非常に評価が高いことを知って、一冊ダウンロードしてみたらおもしろい!

1冊目を読み終わって、期待大だったので一気に10巻まで購入してさっき続きを読みました。
ド定番冒険ものだけど、よく練られた話ですね。マンガ好きの皆さん要チェックです。
続きが読みたくて、でも買ってなくて、翌日本屋に駆け込んででも在庫がなくて、、、そんな状況は今後なくなっていくんですね。
ただ、紙の本では15巻の予約受付中なのに、Kindleは10巻までしか買えないのは残念。

もひとつ残念なのは、米国のAmazon.comで買ったKindleハードウェアは残念ながら日本版Kindleストアにはつながらないし、日本版Kindleストアで買った本は読めないんです。
でもKindleハードウェアの読みやすさはすごさは知っているので、日本版Kindleの購入はとても迷うところ。
今のところ、すでに持っているiPadで(1)Amazon→スキャン屋さんでPDF化した本も、(2)紀伊国屋電子書籍も(3)Kindle本も読めるので、電子書籍リーダーとしてiPadを使っていくのが合理的なんですけどね、でも欲しいなあと。
買うならKindle Paperwhiteだな。



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2012年10月07日

お仕着せの冠婚葬祭に納得いかないひねくれ者仲間に、冠婚葬祭のひみつ

人の結婚式に呼ばれていくのはかなり好きなイベントなんだけど、結婚式についてまじめに考えるとさっぱりわからない。
葬式に行ったら、周りの人のマネをして、失礼のないようにとは思うけど、自分が何やってんのか子どもに聞かれても正直なところよくわからない。

なんで結婚の時にはキリスト協会で牧師さんとこで指輪の交換をすんのか。
なんで死んだら戒名つけてもらって、代々の墓にはいんのか。

わからないけど、みんなするからそうする。
それでいいのか冠婚葬祭?人生のビッグイベントじゃないのかい?
ずっとそう思っていた僕にとって、斎藤 美奈子 冠婚葬祭のひみつはかなり面白い一冊だった。



なぜそうなったのか、いまどういう選択肢があるのか、これからどうなっていくのか、辛口斎藤美奈子節で語られるこの本はかなりおもしろい。

やらなくていいか、と結婚式を挙げなかった僕とつま。
何となくそうするよりも選択していくことの方が価値があると考えているので、いまでも結婚はそれでよかったと思ってはいるけれど、死ぬときもそれでいいんだろうか。
何もしなくていいよと言ったって、ホントに何もしないわけにはいかないし、いろんなもんの手前あんまり簡単にってわけにもいかないのが葬式。「あなたの死は、あなたの死であって、じつはあなただけの死ではない。」の言葉には考えさせられる。
一見楽そうに見える散骨だって、遺族の苦労は結構なもんだという。
こないだ話をしたおじさんは鳥葬してもらうんだ、と言ってたけど、遺言に「鳥葬してくれ」なんて書かれた遺族はたまったもんじゃないだろう。途方に暮れて葬儀社に相談して、めんどくさい客だなあと思われるんだろな。

そうか、きちんと自分が死ぬときのことも考えておかないとな、と思うには30ちょっとは早すぎるかな。

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2012年06月22日

文庫版 小説フランス革命4 聖者の戦い 読了

小説フランス革命がおもしろい。
1節が短いので、朝起きたとき、タクシーに乗ったとき、人を待つとき、寝るときといったちょっとしたときにさっと開いてどんどん進む。
文庫の1冊目を読んだ後に、2から6冊目をまとめ買いして、もう4冊終わってしまった。
9冊目までで第1部だから、早く続きを買わないと。



若い弁護士、ロベスピエールが過去を振り返ってのシーン。
仕事を持ち、社会に出れば、学生の議論のようには行かない。弁護士として目の前の事務を片付け、日々の糧を手に入れるのが精一杯であり、知識人としての自負さえも、夜の僅かな時間に本を読んだり、駄文を書いたり、そんな矮小な満足感で足れりとしていた。
64ページ
今もこうだよなー、本を読んで駄文を書いて、ああ幸せと思う。

革命のはじまりとなった「デムーラン演説」のデムーランは、この小説ではその行動が全て愛する貴族の娘と結婚したいがため、という描かれ方。女によく見られたいから、その父親に結婚するにふさわしい男だと認めさせるために、革命を進める。案外そんなもんかもしれない。
そんなデムーランが、恋人リュシルとの結婚生活を思って、自分の理想に妥協をしようとしているときに、ロベスピエールがオコサマに見られつつ必死に自分の主張をするところを見て、
リュシルをあきらめることはできない。この女を不幸にするわけにはいかない。そんな言い訳を設けることで、自分が否定されてしまいかねない危険を遠巻きにしているだけではないのか。その理想を、正義を、新年を、正面から世の中に問うだけの、男らしい勇気がないだけではないのか。
125ページ

ああ、いい。悩むよね。そうだよね。うんうん。

革命を推し進めたい一般市民と、貴族を打倒できたのでこれ以上革命を推し進めたくない富裕層の市民、革命で財産を没収されそうな聖職者、それぞれの意見を代表する人たちが集まる国民議会での話。
恐らくは意見を同じくするものが、自然と寄り集まるのだろう。王党派とか、協会改革反対派とか、行きすぎた革命には反感を隠さないという立場の議員たちは、皆が議席の右側を占めるようになっていた。ために昨今の新聞業界では、保守派のことを、右とか、右派とか、右翼とか、そんな風に呼び表すようになっている。
137ページ

右とか、左とか、議会での席の話だったんだね。知らなかった!

これから買う人はまとめ買いでどうぞ。


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2012年06月06日

大人のための偉人伝 読書メモ

子どものときには何冊も読んだ偉人伝。でも子ども向けの本に書けることは限られるから、いま偉人の伝記なんかを読むと違う感想を持てるのではないか、とある日思って、気軽に読める物を探していたら、まさにぴったりだったのが本書、大人のための偉人伝。



あとがきから著者の言葉を引用する。

いま、なぜ偉人伝なのか。
ふつう偉人伝といえば、子供の読み物と相場はきまっている。いまだ世間を知らない子供にしか通用しないおとぎ話のようなもので、これをいい年をした大人が読むなんて、なんとも大人げないこと、そもそも、偉人という言葉じたい、今では死語に等しい−。
しばらく前までは、私も漠然とそんなふうに思っていた。
しかし、本書でも取り上げた偉人の一人、ヘレンケラーの自伝を読んで、そういう思いは完璧に打ち破られた。いまから約百年前に書かれ、日本語ではすでに五十年以上も前に訳されている、この有名な自伝をはじめて読んだのは、本文にも記したように、つい数年前のことである。なんとも遅きに失する出会いではあったが、一読してたちまち私の座右の書となった。大げさに言えば、その一行一行が感動と興奮を喚び、人が何かに感動することがあるとすれば、それはこういうことではないかというところまで気分は高揚し、それ以来、しばらくのあいだは会う人ごとにこの本をすすめずにいられなかったことは本文で書いたとおりである。そして、この高揚した気分がさらに昂じて生れたのがこの本である。


伝記を通じて、偉人のすばらしさに感動して、それを会う人に触れ回り、さらに本にまでしまったというわけである。そういう本は当然おもしろい。

この本で扱われるのは次のとおり。
シュワイツァー
ヘレンケラー
リンカーン
ガンジー
ナイチンゲール
キュリー夫人
エジソン
カーネギー
野口英世
二宮尊徳

だいたい、僕らは偉人について、何を知っているかと言えば、一行で語れる程度のことしか知らない。この本ではもう少し踏み込んだ偉人の姿が見えてくる。
例えば二宮尊徳であれば、子供時代から働く時間の合間も本を読むほど勉強熱心だったという、いま広く知られる銅像から来るイメージに対して、そもそも父親があまりの本好きで没落した実家から叔父に引き取られたことや、その後は金貸しをして一家再建をしていること、それが長じて小田原藩家老服部家の財政再建、桜町の財政再建で活躍している。

今後、一人ひとりをクローズアップした伝記も読もうと思う。
タグ:読書 偉人


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2012年06月04日

飢餓浄土 石井光太 読書メモ

ノンフィクション作家 石井光太。
広く世界各国に自ら行き、実際に話を聞いてくると言うシンプルだけど、なかなかできない手法で書かれた本書は、普通に暮らしていると体験できないというか、海外にいってもぐっと人の懐に入り込んでいく力が無ければ触れられないエピソードが満載で、価値ある一冊だ。



特に、第三章「棄てられし者の嘆き」の奇形児の谷、魔女の里は印象的。
奇形児の谷は、ベトナム戦争後、奇形の子が多く生まれるようになった村の産婆に聞いた話。
魔女の里は、タンザニアの村で他の村人から魔女として迫害され、殺された老夫婦の話の背景を追っていくことで、働けなくなったことで生まれ育った村を追われた老人たちに聞いた話。

石井さんの本を読んだのは、これで5冊目だろうか。どれも読んでいて決して楽しいものではないが、読んでよかった、知ってよかったと思うものばかりである。

ネパールで物乞いをするチベット人老女のことを調べるなかで、自らの活動について「世界の現状を訴えたいという気持ちのほかにも、怖いもの見たさの好奇心や彼らに対する優越感なども混じっている」と素直に認める姿勢にも尊敬と好感を抱く。

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石井さんの他の本

インドの ムンバイの貧困層の子どもが年を経て変わっていく姿。奪われる側から奪う側へ、やむを得ず変わっていく。
貧しいというのは、これほどのことかと驚きの連続。



途上国の貧困層の生活について、スラム編、路上生活編、売春編の3編に分けて、講義と銘打って解説した本。
石井光太さんの著書の中では、軽いタッチで描かれていて、読みやすいように書かれている。

例えばインドネシアの人口ピラミッドは、自分の歳がわからない人がほとんどで「だいたい30才くらいだろう」「たぶん40才くらいだろう」という感じで答えるもんだから、キリの良い数字の人口が突出しているなど、貧困層の生活に関連して、日本人から見るとへぇと言いたくなるようなエピソードが多い。


アジアの途上国の貧困層の中でも、障害を持った人々の生活を描いた本で、直接、ときには数日間インタビューをして聞いたことが書かれている。

想像力をめぐらせて書かれた小説というジャンルでも、こんな暮らしは書けないというような、大変な暮らしが書かれていた。

旅の途中、ラオスの少数民族の村にいる障害者のところに行くときに、韓国人女性が同行するくだりがある。
水頭症という病気の子どもが、外に寝かされて、特に世話をされていないことについて、韓国人女性はその子どもの母親に対して外に寝かして放っておかずに病院へ連れて行けと糾弾する。
読んでいるときは、考えの浅いな女だな、なんて思ったのだけど、もし自分がそこにいたなら、口に出さないまでも、同じことを考えただろうと思う。

なんとかしろよ、とそこにいる人に叫びたくなる暮らしばかりが、書かれている。
タグ:貧困 読書


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2012年06月01日

TPP亡国論読書メモ

報道で最近見なくなったので、今さらと思われそうだが、TPP参加に反対するTPP亡国論を読んだ。


目立たなくのでどうなったのかは知らなかったけど、tppをGoogleニュースで検索してみたところ、最近でも5月31日付で【論風】参議院議員・藤末健三 TPPを考える 新ルール作りへの参加が重要 - SankeiBiz(サンケイビズ)という参加を主張する意見や、6月1日付でJA、知事宛てに反TPP要望書とか、と参加に反対する意見があったりと、まだ議論は続いているようだ。

まだ続いているのか−、と検索の動向が分かるGoogle トレンドでTPPを見てみると、やっぱり最近は昔に比べると皆の興味が薄れているようだ。
Googleトレンド

厳密にどういう意味があるのかはわからないけど、Googleトレンドの下の方にでる、国/地域別の検索数は、たぶん国ごとの検索された回数に関係する指標だろう。
日本が圧倒的に多く、肝心のアメリカは出てこないことに驚いた。
Googleトレンド検索数

さて、TPPは環太平洋経済連携協定の略語で、Trans-Pacific Partnershipの頭文字をとったものである。

FTA(Free Trade Agreement 二国間又は複数国間での関税撤廃を目指すもの)やEPAの強力なバージョンと言えるもので、参加は加盟国間の関税の撤廃につながる。

テレビや新聞でよく取り上げられていた頃の報道では、今後もさらに進むであろう内需の縮小から来る不景気と雇用の縮小に悩む日本はTPPに参加しないと世界の孤児になる!バスに乗り遅れるな!平成の開国だ!と参加を主張する意見と、TPP参加により関税がなくなると国内の農業が滅びるから参加はあり得ないとか、農業が滅びても参加しないと日本が滅びるとか、そんな意見が見られた。

農家は日本の心だから守らなければならないなどといった感情論はなく、わかりやすく、読みやすく、納得させられる良書だと思う。

本書の序盤から参加に反対する主張をいくつか要約する。

・「開国か、鎖国か」という議論の図式について
TPPへ参加しないことは鎖国だ!という批判に対して。
そもそも現在の日本は鎖国していない。平均関税率が韓国、アメリカよりも低い。日本だけ関税が世界で突出して高いと言うことはない。
それに、カロリーベースの食糧自給率で、小麦、大豆、トウモロコシはほぼ輸入に頼っており、閉鎖的どころかあけっぴろげに開かれている。
内閣官房の資料「包括的経済連携に関する検討状況」に「国を開く」という強い意思を示すメッセージ効果により日本に対する国際的な信用及び関心の高まりとあるが、すでに開かれている国をこれから開くということにより、世界の国々には「そうか、日本はこれまで国が開かれていなかったのか。高関税で守られた保守的な国だったのか」という現実とは異なる印象を抱かれてしまう。

・アジア太平洋の成長を取り込むことについて
TPPにより「アジア太平洋の成長を取り込み、新成長戦略を実現。」と「包括的経済連携に関する検討状況」にあることについて。
TPPに参加している9カ国に日本を加えてみると、日米で約90%のシェアを占める。4.4%がオーストラリアなので、残り7カ国は併せて4%にしかならない。
これでTPPでアジア太平洋の成長を取り込むというのは無理。
TPPの名前は環太平洋だが、実質的には日米FTA。
TPP交渉参加国は外需依存型の国が多く、日本の輸出拡大にはつながらない。

・実質的に日米FTAだから…
TPP交渉参加国は外需依存型の国が多く、日米以外は内需の市場規模が小さいので、実質的な輸出先はアメリカと日本だけ。
アメリカは輸入を増やす気がない(このことについても詳しく解説あり)。国は小さくとも発言権は1つの国としてあるもの。アメリカと他の国が組んで日本への不利なルールばかりができるのでは。
日本抜きでアジア太平洋のルール作りが進むと言われているが、中国も韓国もいないのだから、そもそもアジア太平洋のルールではない。

タグ:TPP 外交


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2011年10月23日

麺の文化史とカップヌードルミュージアム

麺の文化史という、麺好きにはたまらない本を読んだ。
日本からシルクロードを通じて、イタリアのパスタまで、世界の麺のバリエーションとそのつながりについて、おそらく麺好きの権化みたいな方であろう筆者が、情熱を持って書いた一冊。
食べることが好きで、そのバックグラウンドまで興味があるなら、オススメです。

冒頭から、眼を開かれるようで印象に残った一文。
「なめらかな平面と、真円の棒を作る技術、それに麺を切るための金属製の鋭利な刃物が普及した社会であることを前提として、はじめて、手打ちうどんがつくられる条件となる。」
ああ、確かに麺を作るためには、自然界から遠く離れた高度な物作り技術が必要だ。
ずるずる、ゾバーっと麺を食べるってのは結構レベルの高いことなんだと、気がついた。



ところで、最近横浜にオープンした、カップヌードルミュージアムに行ってみた。
我が家は子どもがいるので、喜ぶといいなあと思って行ったのである。子どもは入り口の階段から大はしゃぎで、子どもの遊び場であるカップヌードルパークがいかに楽しかったかについては、3週間経った今でもことあるごとに「あそこまたいきたーい」と言うほどである。
カップヌードルミュージアムの階段

がしかし、僕にとっては、もひとつのほうが、ホントの目当て「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-である。
麺の文化史に登場した、「ラグマン」というカザフスタンの麺料理が食べられるという。
麺の文化史を読んでいて、だいたいは食べたことがあったり、味の想像が付いたりしたのだけど、カザフスタンの麺料理については、まったく未知の世界で、また今後も食べる機会はないだろうなあと、悔しがりながら読んだのであった。
そんな憧れ麺ラグマンに、我が家と同じ市内にある施設で出会えるなんて思っても見なかった。

残念ながら、まだオープンして日が浅いワールド麺ロードは、大変な混みようで、そんな僕の憧れなんて知るよしもないし知っても気遣ってくれない幼いムスメたちを連れてラグマンを食べることはできなかったが、次の機会には是非ラグマンを食べたい。

ちなみに、僕にとってはたまたま読んだ本でラグマンが登場して、その後訪れたカップヌードルミュージアムでラグマンに出会えそうだったのは、ただの偶然だけど、麺の文化史の著者とカップヌードルを作った安藤さんは、結構親密だったようで、そのことは麺の文化史にも紹介されている。
カップヌードルミュージアムのサイトにも、「メニュー制作にあたり、安藤百福が主宰した「めんの系譜研究会」代表メンバーの石毛直通氏 (国立民族学博物館名誉教授) に監修していただきました。 」とある。

ああ、ラグマン、食べてみたいなあ。

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2011年09月18日

早く続きが読みたい!革命のライオン 小説フランス革命 1

「小説フランス革命」というタイトルからすると、固く退屈な話を想像してしまう。例えば「マンガでわかる地方分権」みたいな。

しかし、本書は全然違う。
世界史の教科書の数ページに書かれていたことは、それぞれがまさに歴史的な出来事であり、ひとつひとつを紐解けば興味深く、魅力的な人たちがあふれる。


本書で魅力的なのは、破天荒なミラボー。
くそまじめな学者風の弁護士であるロベスピエールに、ミラボーはこう言う。
「例えば、だ。女房の不倫を認めさせるかわり、ひとつ貴殿も浮気なされよとばかりに、別な女をあてがってやるとか。あるいは寝取られ亭主の屈辱を癒す妙薬として、みあうだけの地位や財産を与えてやるとか。」
悪いヤツだ。
これに触れてロベスピエールがどうなっていくのか、楽しみだ。

小説すばるで連載され、すでに刊行されたハードカバーが、今月から文庫で発売される、その一冊目が本書。
早く続きが読みたい。

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この本を買った直接のきっかけは、電車の中吊りで見たこと。
しかし、「小説フランス革命」というタイトルだけではなかなか注文に至らなかったろうと思う。以前に読んだ、同じ作者 佐藤賢一による傭兵ピエールがすごかったことが、今回の購入の理由です。
というわけで、こちらもオススメです。


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2011年09月16日

日経ビジネスの定期購読特典が魅力的すぎて即契約した!

日経ビジネスって、なんだか難しいし、あんまりおもしろいもんではないと思っていたんだけど、こないだ喫茶店に行ったついでに読んでみると、日頃気になっていることや、まったく知らなかったことがたっぷりと書いてあって、気づけば1時間半ずーっと釘付けになって読んでいました。
僕の主な情報源はインターネット、特に主要ニュースサイトと、ソーシャルブックマークですが、やっぱり雑誌の情報というのは、そういったものに比べると情報量が多く、また読みやすいと再認識しました。


最近、僕が気になっていることというと、「地震によって製造業の海外進出が加速する中、国としてはこれまでどおり製造業への支援を継続する姿勢のようで、このままいくと本来小さくなっていくはずのところが補助金等で生き延びて、伸びるべきところに適切な支援が送られず、まずいんじゃないかなー」とかまあそういう類のことです。

それで、ちょっとお金かかるけど、定期購読してみようかな、と思い調べてみると、定期購読の特典が魅力的すぎて、即契約しちゃいました。一冊ずつ買うよりずーっと安いし。

その魅力的な特典がどんなものかというと、最新号を記事ごとのPDFファイルでダウンロードできること。しかも月曜日発売分が金曜日の朝には出るそうです。

例えばいまだと、こんな感じでダウンロードできます。
日経ビジネス定期購読者専用ダウンロードサービス

ひとつひとつダウンロードするとめんどうですが、例えばFirefoxのアドオン Down Them Allを使えば、15秒もあればダウンロードの作業は完了。
設定例としては、別名で保存のとこに「*text*.*ext*」と書くと「記事名.pdf」のファイル名で保存されて便利です。
フィルターのカスタマイズのとこには「.pdf」とだけ書いて、ダウンロード!を押せば、あっという間にダウンロード完了です。
日経ビジネスまとめてダウンロード

1冊分ダウンロードして40MBもなかったので、今後も保存用にダウンロードしていきたいと思います。
文字データがきちんと入ってるから、記事の内容まで検索対象になるってのも素晴らしい。
さらに、過去の記事を検索して、これまたPDFファイルでダウンロード可能。ああ、素晴らしい。

こうなると紙で読むより、PDFファイルでiPadで読んだ方が、メモしやすいし、ずっと残せるし、iPad購入確定かなーという感じです。次のモデルがでたらすぐ買おっと。



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2011年09月08日

次期大阪府知事?古賀茂明 日本中枢の崩壊 読了

今朝、電車の中で、すごく読み応えのある本を読み終えました。
経済産業省の官僚でありながら、天下り等の問題点を糾弾して経済産業省内で干されている古賀茂明さんの「日本中枢の崩壊」という本です。

経済産業省をはじめとする省庁における行動原理やものの考え方、政治との関係、官僚の失敗などといったことが、すごく理解しやすく書かれてあり、勉強になりました。
日本の将来を考える材料になる本だと思います。

特に、本来は市場から退場すべき企業や産業に補助金等の形で金を落とし続けるのではなく、将来の産業に投資すべきであるというスクラップアンドビルドの主張には、うんうん頷き、ため息をつきながら読みました。
頷きはもちろん同意によるもので、ため息は僕の失業につながることによるものです。古賀さんの活躍は、間違いなく僕の失業につながる話題なのです。まあ僕が失業するなんていうのは、国がどんどん元気なくなることに比べれば、ものすごく小さい問題です。

読み終えてから、iPhoneでニュースを読んでいると、古賀茂明さんが大阪府知事に立候補する、というような記事があり、びっくりしました。
各社総合すると、現在の報道からは、大阪維新の会が府知事戦立候補を要請しているが、大阪には土地鑑がないからと断っているところのようです。
また、経済産業省を離れる、といった情報も含まれています。

古賀さんの活躍は先述の通り、僕の仕事がなくなることにはつながるのですが、ご活躍に期待してます。

関連記事引用
大阪維新の会:府知事選出馬、官房付の古賀茂明氏に要請
11月に予定される大阪府知事選で、橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」が、経済産業省大臣官房付の古賀茂明氏(56)に出馬を要請したことが7日、分かった。古賀氏は民主党政権の公務員制度改革を批判し、09年12月から現在の待機ポストに留め置かれている。同日、9月下旬に辞職するとした退職願を鉢呂吉雄経産相に提出したが、出馬については態度を保留している。

 橋下知事は11月27日投開票される大阪市長選に合わせて辞職し、ダブル選に持ち込む意向を明らかにしている。しかし、知事選には現在のところ出馬表明している人はいない。

 関係者によると、8月中旬、維新関係者が古賀氏に会い、出馬を打診。古賀氏は固辞したが今月上旬に複数の維新幹部が再度出馬を要請。古賀氏は明確な返答を避けたという。

 古賀氏は東京都出身で80年、通商産業省(現経産省)に入省。「天下り規制の強化」「事務次官廃止」などを提案したが、霞が関の猛反発で退けられ、09年12月、待機ポストに当たる大臣官房付になった。
大阪維新の会:府知事選出馬、官房付の古賀茂明氏に要請 - 毎日jp(毎日新聞)

他の関連記事
asahi.com(朝日新聞社):大阪知事選、古賀氏に出馬打診 維新の会、本人は固辞 - 政治
「出馬断ったつもり」維新が知事選打診の古賀氏 : 地方選 : 選挙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

こんどはこの本を読んでみようと思います。上記、日本中枢の崩壊にも登場する、原英史さんの著書。さっきAmazonで届いたので明日から。


あと、古賀さんの著書ももう1冊読んでみる予定。


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2011年07月12日

アメリカの2大BtoC ウォルマートとマクドナルドの創業者自伝を読んだ


ウォルマート創業者サムウォルトンの自伝を読んだ。
ウォルマートといえば、劣悪な労働環境や酷い買い叩きというイメージがつきまとう。
しかし本書でのサムの魅力的なこと。好きなことに渾身で取り組み、それを熱く語る人を見ると、人は心を打たれるものなのだろう。
効率化、絶え間ない変化により、街の店から世界一の小売店になっていく。
奥さんのヘレンが語るように、もういいだろう、そこまでしなくても、と拡大の道筋を見て何度も思った。例えばライバルが出店しようとしている土地を買ってしまって出店を防ぐとか、結構すごい。そんなエピソードがもりだくさんだ。
今もそう思う、そこまでやらなくてもよかったんじゃないかと。
しかし人生の最後に、いかに自分が多くの人を幸せにしたかについて語り、生まれ変わってもそうするという男の自伝はなんとも魅力的ではないか。

ウォルマート創業者の自伝を読んでいたら、マクドナルドの創業者はどんな人だろうと思い、今度はこれを読んでみた読んでみた。


今のマクドナルドの創業者の名前はレイクロック。長年ペーパーカップの営業に携わり、収入の助けにするべくピアノを弾き、マルチミキサーの営業で出会ったマクドナルド兄弟の店に可能性を見出して、52歳でいまのマクドナルドにつながるビジネスを始めた。

52歳と言えば、多くの人が老後の生活について、まじめに心配を始める時期。
そこでうまくいくかどうかもわからない事業を始める。
ホントに見ている世界が違うのではないかと思う。

いまのところ、僕の52歳がどうなるかといえば、そんなことはわからないけど、予定表(節目ごとの家族の年齢なんかを書いたエクセルの表で過去と未来のいろいろなイベントについて書いてある)には50歳のところに「子育てを終えて一区切り」書いてある。そしてその後は想像がつかなくて空白になっている。
一区切りの後は、のんびりするというだけが選択肢ではないのだ、という新鮮な視点を得た。

人生は長いなあ。自分のいまの延長線上なのに想像が及ばないよ。
タグ:読書


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「自転車で遠くに行きたい」、「自転車少年記」読了

自転車関係の本を2冊読んだ。どちらもすごくよかった。
「自転車で遠くに行きたい」、「自転車少年記」というタイトル。
自転車にもいろいろ種類があるけれど、どちらの本もロードレーサーと呼ばれる、高速で走れる軽い自転車で、遠くまで走っていくことの魅力が書かれている。




この2冊を読んだそもそものきっかけは「自転車で遠くに行きたい」の著者の方のblogで、本のまえがきが引用されていて、それを読んだことだった。
震災のこと、自転車のこと、明日のことというタイトルの記事で、リンクを辿って頂ければ全文が読めるが、特に「今は信じてもらえないかもしれないが(東京近郊に住んでいる人ならば)その気になれば1日で往復200km、東伊豆で海鮮丼を食べて帰ってくることも、片道300km、日本海まで走って夕焼けを眺めることさえできる。」というところに惹かれて、すぐに「自転車で遠くに行きたい」を買った。
僕は、あまり効率的でない、ちょっと大変な方法で遠くへ行くのが、どうも好きらしく、さらに言えば食いしん坊でいまは魚にはまっている。上で引用した前書きがどストライクだったわけだ。

普通の人が、ロードレーサーと出会い、たくさんの人とも出会って、生活が充実していく、そんな本だ。とにかく自転車が好きなんだ、という文が良かった。何かを大好きな人がそれについて語った文は、何の話であれ魅力的なものだと思う。

「自転車で遠くに行きたい」の中には「自転車少年記」から引用されているところがあって、そちらもすぐ買った。
「自転車少年記」では、幼少の頃の自転車を通じた親友との出会いから始まり、小学生、中学生、高校生、専門学校生、大学生、そしてその後の人生と自転車との関わりが描かれる、長い話だ。
子ども時代の話は、記憶にある夏休みのような、どこか夢の中のような話。大きくなってからは青春物語、という感じ。
こちらも自転車が大好きな人が書いたのだろうな、と思う。途中からはノンフィクションみたいだった。
入り込んでしまって、涙腺はゆるむし鳥肌は立つしで大変だった。

上にも書いたように、僕は、あまり効率的でない、ちょっと大変な方法で遠くへ行くのが、どうも好きらしい。
大学生の頃には、数日ぽっかり空いたときに、原付で藤沢から箱根を超えて静岡まで行ってみたり、富士登山の計画を立てたときも原付で1合目まで行ってそこから登るなんていうものだった。青春18切符で藤沢から北海道まで行ったこともあった。
説明しても共感を得られる人は多くないけども、こういうのが好きな人もいるでしょう?

いまでは、日々のランニングで、時間のある日には遠くまで走っていくことが楽しみではあるのだけど、生活に無理がかからない範囲で走っていけるのは、片道10kmくらいの世界だ。ランニングを始めてから、走って初めてのところに行くといちいち感動していたのだけど、片道10kmくらいの世界の中はもう走り尽くしてしまって、最初の頃のような感動は薄れてきている。(それでもランニングそのものは魅力的ではあるのだけど。)
これがもし片道100kmの世界に気軽に行けるなら、行けるところの面積は距離の倍率の2乗だから100倍だ。まだまだ見ていない世界ばかりだろう。
片道200kmなら400倍だから、一生かかっても走りきれないかも知れない。

いまの予定では5年後ロードレーサー購入ということになっているんだけど、そこまで待てるかな。


タグ:読書 自転車


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2011年06月24日

eBOOKOFFはかなりイケテル。さらにキャンペーンでもっとイケイケ

イーブックオフが買い取りキャンペーン中なので、今夜はいらない本を箱に詰めて、明日の朝イーブックオフに送る準備をしました。
イーブックオフに買い取り依頼!

買い取りキャンペーンは次の特典があるそうです。
・通常30点からのらくらく買取が10点からお申込み可能。
・キャンペーン専用クーポンのご利用で、買取価格の10%分のeBOOKOFFポイントを進呈。
・さらに抽選で100人に1人、通常査定額の9倍分のeBOOKOFFポイントを進呈。

100人に1人の抽選には期待できないけど、10点から申込可能、買取価格の10%分のポイントをくれるってのはいいですね。
キャンペーンは6月27日(月)までと短いので、この週末の部屋の片付けに、いかがですか、イーブックオフ。
本を処分すると、そのたびに本棚の自分の好きな本純度が上がっていくので、結構気持ちが良いですよ。


日常的に本を読む人にとっては共通の悩みだと思いますが、本を読むと当然それが積み上がっていくわけで、放っておくと狭い部屋は本で埋まり、あっという間に本の山の中で暮らしているっていう状況になりますね。
本を処分するっていうのは結構めんどくさいのです。
処分すると言えば、まあ普通は捨てることになるわけですが、本は買ってくれる人がいるので、できることなら現金化したいですよね。

お金の面で見れば、一番良いのはAmazon マーケットプレイスに出品することだと、僕は思います。
マーケットプレイスの説明はこちらへ→Amazon.co.jp ヘルプ: AmazonマーケットプレイスRへようこそ!
売れ筋の本であれば、Amazonがくれる送料とあわせると買値の8割くらいが付くことは珍しくないですし、たまに買い手の方が勘違いしているのか、Amazonがくれる送料をあわせると買値より高くなってしまうこともあります。
まあ、何にせよかなり高額で本が処分できます。

しかし大きな問題があって、それは手間、けっこうめんどくさいのです。
注文を受けたら、伝票を印刷して、宛名を書いて、封筒や箱に詰めて、発送の手配をする。注文はいつ来るかわからないし、買ってくれた人をそうそう待たせるわけにも行きませんから、平日の夜に疲れているなか、発送手続きをしたりするわけです。これが多くなると、ああもうめんどくさい。

で、思いつくのがブックオフに売ることなんですけども、これもまた、箱に詰めて、持ち込んで、混んでいる休日だと数十分待って、ってまあめんどくさいですよね。持ち込むのは重いし。
それで僕は、ネットのeBOOKOFFを愛用しているのです。
本が溜まったら箱に詰めて、eBOOKOFFのサイトから買い取り手続きをすると、クロネコヤマトが取りに来てくれます。送料は無料。
しばらく経つと、買い取り金額の通知メールがくるので、承認手続きをすれば完了。
手間としては、ほぼ箱に詰めるだけなので、かなり楽ちんです。

これまでに3回買い取ってもらったところ、買い取り金額は厳密に比較を行ったわけではありませんが、Amazon マーケットプレイスに比べると見劣りするものの、ブックオフと比べて安い!という感じはしなかったですよ。



上のバナーによると、査定額に不満なら返送の送料も無料なんですね。すごいな、これ。
タグ:読書


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2011年06月22日

世界一の小売業 ウォルマート創業者による「私のウォルマート商法」

最近、いろんな企業の創業者による自伝を読むのが、ちょっとしたマイブームである。
自伝だけあってたいがい良いことばかり書いてあるけれども、名のある企業を創業した人たちはやっぱりものすごい。
行動力としつこさがどの人にも共通しているように思う。

何冊か読んだ中で、特にウォルマート創業者のサムウォルトンによる自伝は印象的な一冊だった。



ウォルマートといえば、劣悪な労働環境や酷い買い叩き、文化の破壊者というイメージがつきまとう。
しかし本書でのサムの魅力的なこと。好きなことに渾身で取り組み、それを熱く語る人を見ると、人は心を打たれるものなのだろう。

効率化、絶え間ない変化により、田舎町の店から世界一の小売店になっていく。
本書の中でも奥さんのヘレンが語るように、もういいだろう、そこまでしなくても、と拡大の道筋を見て何度も思った。
今もそう思う、そこまでやらなくてもよかったんじゃないかと。

ウォルマートという企業のあり方が、僕の価値観に照らし合わせて正しい、好ましいものかどうかは正直なところよくわからない。
しかし人生の最後に、いかに自分が多くの人を幸せにしたかについて語り、「生まれ変わっても同じ道を選ぶ」という男の自伝はなんとも魅力的ではないか。
それは否定できないし、自分の人生においてもそこまで打ち込めるものに出会えたら、と思う。

どうでもいい話だけど、ウォルトンが作ったからウォルマートなんだね。

タグ:起業


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2011年06月04日

牛はどうやって肉になるのか、知っておくべきではないか。 世界屠畜紀行を読んだ

こんな本があるなんてまったく知らなかった。
世界の屠畜についてのルポ。
僕らが食べている肉が東京で、沖縄で、アメリカで、エジプトで、モンゴルetcでどうやって食べられているのか。
また、日本では屠畜は歴史的に差別の対象となっているというが、世界ではどうなっているのか。
しっかりとそこに行って、現場に入り込んで経験した、長い長い取材に基づいて書かれた本。



よく「いまの子は魚のもとの姿を知らずに、切り身が泳いでいると思っている」なんて言うけども、家畜について言えば僕ら大人もそうなのではないだろうか。牛がどうさばかれるのか、本書を読む前は僕はまったく知らなかった。
しかし、それはまったく知らずにいていいことなのだろうか。

ユッケによる食中毒の事件があったから、食の安全について話題になり、焼肉店に肉を販売する卸売店までは話題になっていたけども、それ以上をさかのぼる話は聞かなかった。育てたれた牛は、豚はどのように肉になるのか。
ひょっとすると、あまり触れるべき話題ではないとされているのかもしれないけども、僕はこの本に書いてあるくらいのことは知ってよかった、知るべきことであったと思う。

自分が何を食べて生きているのかは、認識しながら生きていきたいと、改めて思った。なかなか難しいことだけど。

あとがきによれば、現在続編を執筆中とのこと。ぜひ読みたい。

なお、この本は2007年2月にハードカバーで出た本の文庫版なので、ハードカバー好きのかたはこちらをどうぞ。
文庫版のAmazonレビューは2011年6月4日現在まだ1件しか付いていないけど、こちらのハードカバーには32件も付いていて結構議論を呼んだ本だということがわかる。Amazonレビュー好きの方もこちらからどうぞ。
タグ:飲食


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2011年05月09日

かんたん! うまい! 自炊めし を読んだ

かんたん! うまい! 自炊めし
やまはた のりこ
旬報社
売り上げランキング: 220017


初めて自炊をする人向けの本。
マンガがあったりと読みやすく、それでいて情報は質量ともに良いので、これから自炊をするぞという方には自信を持って勧めたい。
包丁の持ち方切り方、目玉焼きの作り方、炊飯器でのご飯の炊き方レベルから、トマトソーススパゲティやサバ味噌くらいのちょっとだけ手のかかるものまでわかる。ボリュームたっぷりでお値段3ケタはエラい。

僕は以前に数年間自炊をしていたことがあるし、いまも週末にちょこちょこも料理はするので、今さら読んだところで得るものはないだろうと思いつつの読書だったのだけど、調味料の合わせ方など、意外と勉強になった。
タグ:読書 飲食


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2010年12月22日

ザッポス伝説を読んだ

ザッポスという会社をまったく知らなかったけど、ザッポスで働いてみたくなった。
それ以上に、自分で会社をやりたくなった。

仕事と日常生活に隔たりがあって、それを当然のものとして、大人なら、社会人ならそれを受け入れるべきであるものとして、それに従って生きているわけだけど、そうすることは本当に必須のことなのだろうか。
この本を読む限りそうではなさそうだ。



以下、面白いと思ったところの一部引用と、ちょっとコメント。

コールセンターといえばコストセンターで、できるだけ機械処理できるものはそうするというのが常套手段だけど、ザッポスではその逆を行くそうだ。
それが普通だろと言われればそのとおりだと思うけど、普通じゃないしそれが難しい。
私たちには毎日何千もの電話やメールが入りますが、どの電話やメールも最高のカスタマー・サービスと顧客体験を作るザッポスというブランドを構築する機会として考えています。顧客とのどのようなやり取りも、私たちはコストを最小化するという視点ではなく、ブランディングという視点で捉えているため、ザッポスのコール・センターは大多数のコール・センターとは大きく異なる方法で運営されています。
iPhone版ザッポス伝説 634/1108



今日のブランド構築は50年前のそれとは異なる。
この本を読むまでそんなことは考えなかった。大学で少しブランドの勉強はしたけど、確かにこれだけ誰でもネットで発言できるようになっていると少人数で作り込むよりも、しっくりくるやり方だ。
今日のブランド構築は、50年前のブランド構築とは非常に異なります。かつては会議室に少人数で集まり、ブランドのポジショニングをどうするか決め、そのブランドがどのようなものかを多額の広告費を注ぎ込んで人々に伝えていたものです。潤沢な資金を投じることができれば、ブランドの構築ができたのです。
現在、世界は大きく変わっています。インターネットで誰もがつながり、企業の透明性がますます高まっています。満たされない顧客もしくは不満を抱く社員は、企業についての不愉快な体験をブログに書き、その話はメールやツイッターといったツールによって燎原の火のように広がります。
ありがたいのは、逆もまた真なりということです。ある企業で素晴らしい体験をした話もたちどころに何百万人の人に読まれるのです。
iPhone版ザッポス伝説 665/1108



企業にとってのビジョンとか、コアバリューとか呼ばれるもの(いろいろ名前があって、それぞれ異なることになっているあれ)は、多くの場合形骸化してただの美しい言葉になっているけれども、ザッポスではそうではないという。
それはステキだ。コアバリューはこういうものだそう。
1.サービスを通して、「ワオ!」という驚きの体験を届ける
2.変化を受け入れ、変化を推進する
3.楽しさとちょっと変なものを創造する
4.冒険好きで、創造的で、オープン・マインドであれ
5.成長と学びを追求する
6.コミュニケーションにより、オープンで誠実な人間関係を築く
7.ポジティブなチームとファミリー精神を築く
8.より少ないものからより多くの成果を
9.情熱と強い意志を持て
10.謙虚であれ
iPhone版ザッポス伝説 693/1108



なるほどな−!と思った表現。ホントの自分とかいう歳でもないけど、自分の興味、指向と仕事、職場環境が一致していたらそれは大きな幸せだろう。
月曜日の朝、仕事に行くのが嫌で嫌でたまらないと言う時、人は自分のどこか一部を家に残していこうとしていることに気づいているからだと思います。
iPhone版ザッポス伝説 767/1108

私たちは、最高のチームとは、一緒に仕事をするだけではなく、職場の外でも付き合うようなチームだと考えています。
iPhone版ザッポス伝説 799/1108



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2010年11月04日

おすすめ!読み応えのある和製漂流記(青空文庫もあり)

無人島に生きる十六人という古い本を読んだら、すごくよかった。

無人島に生きる十六人 (新潮文庫)

須川 邦彦 新潮社 2003-06
売り上げランキング : 11913

おすすめ平均 starAve
star1遭難し漂着した翌日に10年先を考えて今日の計画を実行する。
star2日本にこんな痛快な漂流記があったとは!
star3一気読み。
star4明治の日本人の逞しさ
star5素晴らしい指導力と団結力が活きた漂流生活実話。

by ヨメレバ


文庫本は420円。
青空文庫にもある。ふるーい本だけど、文が読みやすいのがまた驚き。
図書カード:無人島に生きる十六人

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十五少年漂流記や、ロビンソンクルーソーのような漂流物語が日本にもあるとは知らなかった。
しかも実話である。
考えてみれば、四方を海に囲まれた島国である。遠くに魚を獲りにも行く。そりゃ遭難することもあるだろう。

この本は明治31年に日本を出て、その後遭難したという龍睡丸の物語である。昭和23年刊行で、平成15年に復刊。時を超えて読み継がれるべき名著ではないか。

龍睡丸に乗っていた16人の男たちは、命からがらたどり着いた無人島で暮らす。
船長らは「げんかくな規律のもとに、16人が、1つのかたまりとなって、いつでも強い心で、しかも愉快に、ほんとうに男らしく、毎日毎日をはずかしくなく、くらしていかなければならない。そして、りっぱな塾か、道場にいるような気もちで、生活しなければならない。」と決心し、皆に伝え、そして言葉通りに立派に暮らす。
困難を工夫して、耐えて乗り越える。

人は簡単に動物に落ちると、僕は思っている。
ただ食べ、怠惰に暮らすことは、現代ではいつでも簡単にできて、また、おそろしく魅力的なものだ。
食料のあてがある無人島という閉じた世界ならなおさらであろう。
例えば、桐野 夏生の東京島という小説のように、多くの人は無人島に生きることになってしまったときに、自分たちを律して、そこでいつまで続くのかわからない生活を続けて行くことはできないだろう。
だから上記の決心は必要なものであるし、上陸後すぐにその話をする船長はりっぱだと思うのだ。

ところで、この話では、経験豊富な年長者たちが、素直で向上心の強い若者たちを、自信と責任を持って導いていく。
年長者たちもわからないことは、きちんと皆の意見を聞く。

いま、まだ若い僕にとって、これは理想的なことだった。
新しいことがどんどんと出て来て、これまでの経験がいかしにくい現代の年長者には厳しい時代だろうと思うが、やはり強く優しくかしこいリーダーというのは魅力的なものである。
自分もそうありたいと思う。

関連
東京島

桐野 夏生 新潮社 2008-05
売り上げランキング : 126120

おすすめ平均 starAve
star1ラストがいまいち!
star2変わった?
star3映画より断然おもしろい
star4ワタナベが一番好き
star5なぜヒットしたのかわからない

by ヨメレバ


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2010年10月28日

Kindleでの読書と自炊について


Kindleでの読書体験はすばらしい!

Kindleが手元に届いて多分1週間くらい経ち、これまでにKindleで4冊の本を読みました。
購入前に聞いていたとおり、Kindleのeインクというやつはものすごく読みやすくて、目が疲れることもない、ホント素晴らしいものだと思います。

新しい本を買うときには、本屋に行かなくて良いどころか、通販のように注文をしてから待つこともなくすぐに読み始められるし、ほとんどの本には結構なページ数があるサンプルが用意されています。
中学生の頃に札幌で、自宅そばの小さな本屋で、マンガや文庫本の発売カレンダーを見て、本屋のおじちゃんに注文をしていたことを懐かしく思い出しました。いやーめんどくさいですね。

電池の持ちも良すぎてなんだか信じられません。1週間使って電池がまだあるようだったけども、なんだか表示が信じられなくなって充電してみましたが、電池切れがストレスになることは無さそうです。
Kindleでの読書体験についてはまったく文句の付けようがありません。


PDF表示はいけてないから自炊にはむかない

今後望むのはやはり日本語の本が読めるようになること。
早く日本語の本が普通に読める日が来ないかと待ちわびています。
いま、日本語の本を読むとなるとひとつ選択肢としてあるのが自炊ですね。
紙の本を買って、背表紙を切り落としてバラバラにして、スキャンしてPDFファイルをKindleとかiPadとかで読むというやつですね。

Kindleで本を読むと、読んでも読んでも場所に困らないという電子書籍のメリットを実際に体験することになりますが、これって素晴らしいんです。
家での置き場所にも困らないし、カバンの中に何冊だって本が入れられる。
出張に100冊の本を持って行くことだって簡単にできる。

けれども、いま買えるのは英語の本ばかり。
英語はお勉強のために読んでるもので、読書自体がおもしろいというわけでもないので、やはり日本語の本をKindleに入れて持ち歩きたくなるのですね。

これはもう、いっそ自炊もやってみようかなーと思い、試しにKindleにPDFファイルを入れて表示してみました。
PDFファイルをKindleに入れるのは、Amazonから与えられる自分専用のアドレスにメールでファイルを送るだけだから、とても簡単です。(USBでもできるらしいけど、なんでもワイヤレスに慣れてくると線をつなぐのすらめんどくさいので、まだパソコンとつないだことがない。)

で、見てみるとKindleのPDFファイルの表示はまったくいけてないんですね。
倍率の変更もボタンを押してこちこちとやらないといけないし、あらかじめ決められた倍率にしかできないし。
そういう意味では、自炊した本を読むためにはやっぱりiPadなんだろうな、と思います。
でもiPadで自炊した本を読むのと、Kindle用のファイルをKindleで読むのでは、後者の方がずっと読みやすいと思います。

Kindle専用の電子書籍の素晴らしさというのは、文字を拡大したり縮小したりしたときに、ページ内でのレイアウトが自動的に調整されることだと思います。
Kindleにはページという概念がないのですが、便宜的にページという言葉を使うと、文字を拡大すれば1ページ当たりの文字数は減り、縮小すれば増える、そしてページ数も変わる、これがすごいことです。ただただ右ボタンを押していけばどんどん読み進められる。これは紙の本と変わらず、ストレスのない読書ができると言うことです。

一方で自炊ファイルの場合は画面上で拡大したときには、画面内で本をスクロールさせないとページ全体を読むことができない。iPadならぐりぐり、Kindleならこちこちと動かして読まないといけない。これはめんどくさい。こういう小さなストレスの継続が読書を台無しにすると思うのです。
産経新聞をiPhoneで読むような感じです。最初はすごいと思ったけど、あれは面倒で僕には続けられなかった。

実際にKindleを使ってみるまでは、Kindle用のファイルを買うのと、自炊した本を読むのはたいした違いはないと思っていたのですが、まーったく違います。
小さなKindleでは、ほとんどのPDFファイルは読むに耐えません。
Kindleのショートカットとか利用方法をまとめました(PDF) | My Life Timesにあるファイルのように、きちんと見やすく作ればいいのだろうけど、世の中にあるPDFファイルはほとんどそうでないでしょう。(リンク先のPDFファイルはKindle初心者は是非持っておくべきものだと思います。)

というわけで、長くなりましたがKindleで早く日本語の本が普通に読めるようになって欲しいな、という記事でした。
タグ:Kindle


posted by masa at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 はてなブックマーク - Kindleでの読書と自炊について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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